磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)

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磯際で船を破る
(いそぎわでふねをやぶる)

[意味]

港の近くまで来ていた船が難破する。

そこから転じて、後もう少しで目的を達成できるという時に失敗してしまうことの喩え。物事が後もう少しで完成するのに、その直前でダメになってしまうことの喩え。

[類義のことわざ]

草履履き際で仕損じる(ぞうりはきぎわでしそんじる), 港口で難船(みなとぐちでなんせん), 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)

[英語のことわざ]



[用例]

エベレストに登頂した登山家の一行は、もう少しで下山が終わるという時に、『磯際で船を破る』かのような雪崩に遭遇してしまったのだ。

大規模な開発プロジェクトが来月に完成する予定だが、『磯際で船を破る』ことがないように、細心の注意を払って最後の仕上げに取り掛かってほしい。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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